ホルン、トロンボーン、ピアノのための「組曲」
Suite for Horn, Trombone and Piano


Belle-Kane Publications Series
ホルン、トロンボーン、ピアノのための「組曲」
作曲:B. スタークStark, B.
B. スターク
ホルン、トロンボーン、ピアノのための「組曲」
Bruce Stark
Suite for Horn, Trombone and Piano
ホルン・トロンボーン & ピアノ
ホルンとトロンボーン、ピアノの為の組曲
4つの楽章から成る「ホルンとトロンボーン、ピアノの為の組曲」では、歌ったり踊ったりする曲であると同時に、それぞれの楽器にとってよく響き、このトリオのもつ幅広い表現力や抒情性、力強さが発揮できるような作品を奏者たちに提供したいと思いました。
第1楽章(「単純な真実 Simple Truth」)は、タイトルどおり原色で描かれ、単純な和声と旋律を用いてストーリーを伝えます。ジャズの影響の強い第2楽章(「グルーヴ Groove」)はシンコペーションを多用、途中それぞれの楽器がソロを披露しますが、これはジャズで各奏者が順番に即興するジャム・セッションに想を得ています。第3楽章(「子守歌 Lullaby」)は、ピアノ伴奏の上で静かで息の長い旋律が二回??最初はホルン、次はホルンの装飾付きのトロンボーンによって??繰り広げられます。終曲(「ロンド Rondo」)は、シンコペーションおよび織り合わされるリズムのタペストリーを特徴とした、急速で駆り立てるようなリズムの曲です。主題のあいだに挿入句が挟まれ、全体の形式はA-B-A-C-Aとなっています。
ユニークな楽器の組み合わせのための組曲ですが、それぞれの楽章を単独で短いリサイタル・ピースとして演奏できるように意図されています。「ホルンとトロンボーン、ピアノの為の組曲」は、トロンボーン奏者の神田めぐみ氏とホルン奏者のディートリッヒ・ヘイマン氏の委嘱によって、2015年春に作曲されました。二人の長年の友情と励まし、そして有意義なアドバイスに感謝します。
(ブルース・スターク)