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風の音からのお知らせ

【ホルンウィーク 第2弾】Japan Horn Soundシリーズ登場!!

◆ホルンウィーク第2弾の詳細発表! (2020/12/18~)

Japan Horn Sound シリーズから3タイトル発売開始!(レンタル譜を含む)
https://kazenone.co.jp/category/item/artist/brass_a/japanhornsound/

◇楽劇「ワルキューレ」より ワルキューレの騎行
ワーグナー,R. / 福川 伸陽 編曲
ホルン12重奏 + テューバ (option)

◇花は咲く
菅野 よう子 / 三村 総撤 編曲
ホルン12重奏

◇交響曲 第8番 ハ短調
ブルックナー,A. / 近藤 望 編曲
ホルン16重奏 + テューバ + コントラバス + ティンパニ
※こちらはレンタル譜となります。

 

◆Japan Horn Soundとは?(福川 伸陽)
今思えば、それはロンドンで食事をしていた時に始まったのだろう。

2020年2月の中旬からスタートしたNHK交響楽団の19日間にわたるヨーロッパツアーの最中、僕は友人でもあり尊敬する作曲家の1人、藤倉大と久しぶりに会い、ビールと会話を楽しんでいた。彼は非常に聡明で活動的な人で、コロナウィルスによって演奏会がキャンセルされていることや、そのキャンセルされたホールの活用方法等について議論をしていた。その時の2人の結論として「こういう時期になってしまったからこそ、今できることがあるのではないか」という事を話した(まあ大半はそれ以外の世間話や音楽家のブラックなジョークだった)。その日の夜から、実はずっと考えていた企画「日本中のホルン吹きによるお祭りのような録音」の計画が、今こそ実現できるのではないか、と言う思いにとらわれ始めた。

その「お祭りのようなCD」と言うのは(その時点では名前がなかった)、ホルン界の一世を風靡したLondon Horn Soundのようでいて、また現代のテクノロジーを使って遠隔地の奏者にも参加してもらうアイディアで、2019年の半ば頃には企画をあげていた。しかし東京中のホルン奏者が一堂に会するのはスケジュール的に難しく、試行錯誤していたものだった。

ロンドンの夜が明け、次の目的地はウィーン。早速この企画を実現するべく、ドルチェ楽器の安川社長に電話をした。いつ集会そのものが禁止になるか分からない。スピード感が非常に大切であった。彼の「やりましょ!」を頂き、早速ドルチェ楽器のスタッフと時差の中幾度となく連絡を取り合い、ヨーロッパ中を移動して演奏しながら参加してくれるホルン奏者や録音場所となるスタジオの手配、指揮者(秋山和慶さん)やマネジメントとの折衝、スケジュール、曲目、それに伴うアレンジャーや作曲家とのやりとりなどを急ピッチで進め、なんと10日間で録音までこぎつける事が出来た。これは本当にドルチェ楽器のスタッフの皆様に骨を折ってもらった。通常業務をこなしながら、朝に晩に僕からの矢継ぎ早のLINEが来るのは相当大変だったと思う。この場を借りて心からの御礼を申し上げたい。

この状況をSNSで発信したところ、音楽ファンやホルンファンの方々から大変暖かい応援の声を頂いた。中でも、日本テレビのディレクターの方が「YouTube用にカメラ持ってドキュメンタリー撮るよ」と申し出て下さり、現在僕のYouTubeチャンネルから見ることができるJapan Horn Soundの予告編や、録音当日のLIVE配信に繋がった。

このLIVE配信は沢山の方が見て下さり、演奏そのものも楽しかったが、アマチュアや学生の方々から頂いた質問を第一線で活躍するプレーヤーに直接聞けた事は、僕自身にとっても非常に勉強になった。皆真摯に答えつつも、ユーモアあふれる大変面白いものになったと思う。

録音は3月10日から3月12日までの3日間。オーケストラが中止の判断をするかしないか微妙な時期でもあり、まだスケジュールが空くかどうか分からないメンバーもいたので、ある程度ファジーなところを意図的に残しつつ録音が始まる。若い奏者からからベテランのメンバーまで、これから音楽界がどうなるか先行きの分からない不安を忘れ、セッションが喜びを持って進んでいったのは本当に嬉しい事だった。録音中のみならず休憩中でも笑い声が絶えず、降り番のメンバーがYouTube LIVEを見てくれたり、インタビューコーナーに突撃して来たり…。普段一緒に演奏する機会がない音楽家たちが、お互いの演奏に尊敬の念を持って接し、音楽について議論し、さらに自らをも高めていく。自分の中での、最高に面白い経験の一つになった。

今思い出しても、あの三日間は正真正銘の「お祭り」だった。

駆けつけてくれたプレーヤーから「一生に一度あるかないか」「参加できて良かった」「企画してくれてありがとう」というメッセージを頂いた時、やっとそのお祭りが終わる事を実感した。クランクアップしたメンバーが次々に立ち去って行き、寂しさがじわりと胸に訪れた頃、全ての録音が終わる。やり遂げた気持ちよりも、なにかを失ったような気持ちの方が大きかった。

その後、インターネットやテレビ(ありがたい事に、この活動を聞きつけたNHKによって「らららクラシック」でホルストの木星を33人のホルン奏者でテレワーク合奏できた)を見た沢山の方からSNSなどを通じて暖かいメッセージを頂いた。

この時期だからこそ出来た企画であり、コンサートなどもやりたい気持ちは強い。しかしこの状況が続いてはコンサートは無理だし、収束しても21ものプロオーケストラのメンバーが集まるのは不可能だろう。せめてあの日の素晴らしい時間を、CDとして残す事が出来たのを幸せに思いたい。

参加してくれたホルン奏者の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

CDを手に取って下さった皆さん、最高にハッピーなアルバムが出来たと心から思っています。楽しんで下さい!

 

また皆様の前で演奏できることを夢見て。

2020.5.19

福川伸陽

 

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『ホルンアンサンブルのための小品』(下記2曲収載)

・ベートーヴェン, L. van 『Adagio in f-moll for Horn Trio』
ベートーヴェンが存命中、雑誌に投稿した「和声の記事」用に書き下ろした たった11小節の小品。

・チャイコフスキー, P. I.『Adagio for Horn Quartet』
チャイコフスキー全集の習作集に収載されている小品。こちらも22小節と大変短い作品です。

 

◆ホルンを愛する皆様へ
2020年。新型コロナ感染症の影響で、アンサンブルをする機会も激減してしまいましたが、2021年はきっとみんなで楽しくアンサンブルができるはず!
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